家族、ころころ。

〜転がって、丸まって、そうしてゆっくり生きていく〜

血の繋がっている兄とは知らずに、MajiでKoiする5秒前だった話。

こんにちは、きーです。
大学生になってから、テレビドラマを見る機会がめっきりなくなってしまったのですが、最近はカンナさーん!過保護のカホコにはまっております。
この2つのドラマは、女の子・女性が悩む、家族、子育て、仕事(就活)、恋愛、友達などのジャンルが盛り盛り盛りだくさんな内容になっていて、毎回自分と照らし合わせて考えてしまいます。とっても面白いです。
後々私の家族とも関連付けて書いたら楽しだろうなーと、勝手にわくわくもくもくしているところであります。
 
 今回は、私が「物心がついた時から"親戚のお兄さん"だと思っていた人が、自分の血の繋がった兄だった話」を書いていきます。私の兄である旬くんは、高身長塩顔雰囲気イケメンなんです。あくまで、雰囲気イケメンですが。
 
それでは、お話させていただきます。
私は、小さい頃からずっと母方の祖母が大好きでしょうがなかった。祖母には従姉妹も含めて孫が4人いるが、昔も今も、おそらく一番懐いている孫が私なのではないかと思うほど。祖母は、母を生んですぐに、祖父が持病の心臓病で亡くなってしまい、シングルマザーとして叔父と母の2人を育ててきた。叔父と母がそれぞれ結婚して家を出てからは、1人で一軒家に住んでいるため、よく従姉妹と祖母の家に集まったりしていた。
祖母、叔父、叔父の奥さん、1つ上の従姉妹、母、パパ、マル、私。大人数で楽しくわいわいしていたのは今でも微笑ましい思い出である。
しかし、もう一人、謎の青年がいた。
当時、高校生だった、旬くんと呼ばれる青年。スラッとしている高身長塩顔で雰囲気イケメンである。祖母の家に遊びに行くと、よく旬くんがリビングでゲームをしていた。
 
私より8歳も年上の旬くんは、なんだか大人っぽく、かっこいいお兄さんに思えた。ただ、旬くんは家にいる時はいつもゴロゴロとゲームをしていて、私やマルとは全然遊んでくれない上に、祖母や母と世間話はしても、直接私に話しかけることはない。子供が嫌いなのかなぁと思いながらも、手の届かなさもやはり、かっこいいなー、と憧れの的だった。みんなで食卓を囲む時は、静かに旬くんの隣をキープし続けた。
ただ、旬くんは、いつも一人で来ていた。常に一人。どこに住んでいるのか、普段は何をしているのか、兄弟はいるのか、両親が誰なのかも一切知らなかった。なんだか謎に満ちているお兄さん。
 そんな時、もう一人の父親との再会を機に、旬くんが自分の血の繋がった兄であることを知った。(詳細はこちら)

keeyhtn.hatenablog.com

 

「旬くんは実は、血の繋がっているお兄ちゃんなんだよ。あなたも旬もママが産んだのよ。」
母にそう言われた時、衝撃や感動よりも、あっぶなーーーーーーーーーーー!!!!!と思った。結構好きだったんですけど!私今小学4年生だからまだまだお子ちゃまだけど、このこと高校生ぐらいまで知らなかったら、ワンチャン好きになってたんですけどー!!と思った(当時、"ワンチャン=ワンチャンス=ひょっとしたら"という言葉はなかったが、ニュアンスはこんな感じ)。
母は、「私のこともお母さんって呼んでいたし...」と笑っていたが、全く気づいていなかった。思い返せば、ずっと一人できてたし、素性もよくわからなかったし、謎だらけだったし、と不思議な点がわんさか出てくる。当時は、一切気にしたことがなかった。
 
今となっては笑い話のようになっているが、この件については結構シャレにならなかったのではないかと思う。何しろ、高校生の頃の旬くんは、当時流行りに流行ったテレビドラマ「花より団子」の花沢類に似ていたのだ(横顔0.0000005秒くらいサッッッッと見ると)。私視点からすれば、優しくない花沢類のようなものであり、それはそれでまた趣があった。道明寺よりも花沢類大好き人間だった私は、本当に旬くんが憧れの存在であり、好きだったのだ。ちなみに、このブログ内での兄の呼び名が旬くんである理由でもある。
最近の小学生は「小学6年生でファーストキスをしてないのは遅い♡」「登下校中の手つなぎは当たり前♡」といった恋愛スキルを兼ね備えているという風の噂を聞くが、当時の私はそんなアダルトな恋愛事情とは無縁だったため、祖母の家でたまに会えるだけで十分嬉しかった。
しかし、私が高校生になっても、旬くんが"親戚のお兄さん"という位置付けでいたとしたら、流れによっては笑えない。女子高生が年上男性へ抱く憧れが恋愛感情に変わるのなんて、秒の速さだ。旬くんはきっと相変わらずのスルースキルで妹の私を相手になどしないから、下手したら、私が勝手に恋心を抱いて勝手に他の人との恋愛を全切りしていたかもしれない。あっぶなーーーーーーーーーーーー!!!!!
 
このように、妄想を膨らませてしまうわけだが、実際に旬くんが自分の兄であると知った後、憧れは一瞬で飛んでった。「なんだ〜、お兄ちゃんか〜、私お兄ちゃんいてほしかったんだよね〜」という軽い気持ちですぐに落ち着いたのだ。ずっと旬くんと呼んでいたため、お兄ちゃんと呼び直すのも恥ずかしく、今でも旬くん呼びをしている。
また、私が歳を重ね、立派な男顔に成長していくにつれて「あぁ、私旬くんの妹だわ...」と神妙な面持ちになるのである...(現在進行形)。
 
そんな旬くんと私の関係性だが、たまに一緒に夕食を食べたり、祖母の家に行ったりしている。特別仲良くはないが、大学の話や仕事の話をしたりもする。旬くんの恋愛事情を聞いたりもする。私が大学生になってからはよりフランクになったのかなーと思うエピソードもあるが、それはまた別の機会に書きたいなと思う。
 
こうして、私のMajiでKoiする5秒前事件は、未遂で終わることができました。ふう。
ちなみにどうでもいい話ですが、今では旬くんの恋愛にドライすぎる性格の割にちょこちょこモテてらっしゃるところが合わないわー、と思っています。
 
次回は、またお父さんとの話に戻りますが、「お父さんと頻繁に会っていた頃の話」について書きたいと思います。読んでいただき、ありがとうございました^^